正しい歩き方|足裏のローリング

うまく歩けない。
ちゃんと交互に足を出して歩いているのに、なんか動きがギクシャクしているような気がする・・
子供の頃から2本足でしっかり歩いてきたつもりだったのに、足がもつれそうになることがあります。
そんなときは重心移動を考えてみましょう。
正しい歩き方は、重心移動で決まる!
私たちが持っている安定した足裏は、地球の重力から守ることを最優先にするよう、作られています。
地球の地面の上に足裏がバランスよく踏ん張り、その上に骨盤が正しく乗り、またその上に背筋がピンと伸び、そして、首と頭が乗っているのです。
安定した足裏には、地面からのドシンドシンという振動を吸収する免震機能が備わっています。
重心移動をスムーズに行うには、足裏を上手に使うことにあります。
普段、何気なく歩いているけれど、その動作の原点が重心移動だったなんて、考えてもいませんでした。
それでは、実践してみましょう。
正しい歩き方
- 姿勢
- 足裏の重心移動
- 正しい歩き方は、重心移動で決まる!
- 正しい歩き方
- 自分の利き足と軸足を考えてみよう
まず、頭のてっぺんが上から吊られているように立ちます。
肩から下は重さにまかせて自然にして、あごをやや引くようにすると、背筋は無理なくスーッと伸びてきます。
目線はやや遠く10メートル位先を見るようにして、頭は上に伸びるように軽い感じで歩き始めます。
意識はおへそに持ってきて、おへそから前に進んでいくような感じがいいです。
●踏み出した前足が地面につくときは、まずかかとの中心から足裏の外側へ沿って重心を移動、中指の付け根までころがるように移動させ、つま先が地面につきます。
(足裏の感覚を意識し過ぎると、かえってぎこちなくなるので、着地するときのかかと位置だけに気をつけましょう。)
●続いて重心は親指の付け根から足の指全体で地面をつかむような動きに変わります。
●親指の付け根に重心が来て、指で地面を蹴ります。
この時に一番よく動くのは親指です。
足が地面に着地したら、素早く脚の真上に上半身(重心)を乗せる意識を持つことが大事です。
以上が正しい足裏の重心移動で、「足裏のローリング」や「あおり歩行」などと呼ばれています。
自分の利き足と軸足を考えてみよう
“なくて七癖”といって、人には必ずクセがあります。
人間の利き手というと右手が多いですが、足にも利き足があります。
重心が過度にかかりすぎている側が軸足です。
右足の方がボールを蹴りやすかったら、右足が利き足で、左足が軸足になります。
☆軸足は体重を支え、姿勢の維持、運動の方向性をコントロールします。
☆利き足は、主に動く方の足で、運動性にすぐれた器用な動きをする足のことを言います。
歩くときは、軸足が運動の方向を決めるので、
この軸足が進行方向に向かえば、つま先をまっすぐに出しやすくなるのです。
重心移動をスムーズに行うには、足裏を上手に使うことにあります。
まず、頭のてっぺんが上から吊られているように立ちます。
足裏の重心をかかとの中心→足裏の外側→中指→親指へと移動させます。
重心が過度にかかりすぎている側が軸足です。
この軸足が進行方向に向かえば、つま先をまっすぐに出しやすくなります。
あとがき
軸足が分かれば、歩き方がつかめます。
歩き方がわからなくなっていた人も、軸足を把握することで、利き足を前に出すことができます。
すると、いつの間にかさっそうと歩く自分がそこにいますよ。
うれしいですね。