
不眠症を解消できるウォーキング
寝つきが悪い、夜中に何度も目がさめてしまう‥
睡眠を十分にとって眠れたことはありません。
この症状は不眠症と呼ばれています。
しかし、不眠症の人に話をよく聞いてみると、十分に眠れたという満足感はなくても、その不足分をどこかで仮眠をとっています。
それでなんとか行動出来るのですが‥
人間の体は本来、昼間に頭と体を活動していれば、夜間には自然と血圧も体温も下がり、呼吸もゆっくりしてきます。
つまり、全身の働きが沈静化して自然に眠くなってくるのです。
それがストレスが溜まっていたり、体をあまり動かすことなく過ごしていたりすると、呼吸や体温などを調節している自律神経のリズムが崩れがちになって眠れなくなっているのです。
眠れなくなったときは運動する?
こうした自律神経の失調によって眠れなくなったときは、運動によって血液の循環を正常にすることが最もよい改善方法です。
しかし、少なくとも食後一時間は消化吸収のために血液が活発に使われるので、その後に歩くようにしましょう。
食後一時間ほどたってから運動すると、ほどよい体の疲れが快眠を誘い、深い眠りにつくことができます。
家の中での軽い運動
しかし、夜道を歩くことは不安ですよね。
そこで、家の中で軽い運動をするだけで、血液の循環が良くなってくるのがわかります。
あなたは眠りの準備段階に入ることができるでしょう。
また、家の中で運動は、立ち方の基本姿勢を正す絶好のチャンスです。
まず、歩き始めの姿勢を考えてみましょう。
ラジオ体操のつもりで、下記の姿勢を試してみます。
歩き始めの正しい姿勢
- 両足のかかとをこぶし一つ分くらい開け、つま先を足の幅半分くらい外側に開きます。
- 顔は地面に垂直になるように、あごを少し手前に引いて正面を向き、まっすぐ30~40メートル先の前方を見るつもりで立ちます。
- 天井から頭を引っ張られているイメージで背すじをピンと伸ばし、おなかを引っ込めます。
自分の姿勢を確かめる
このとき、窓やガラスに自分の姿を映して、両肩の線と腰の線が水平になっているかを確かめてください。
腰の中央が、地面に垂直に一直線で結べるようになっているのが理想です。
この正しい姿勢で立つことは、これまであまり運動をしてこなかった人や、猫背などの悪い姿勢をとり続けてきた人にとっては大変な負担です。
正しい姿勢で立つということは、体全体の筋肉、とくに背中や足腰の筋肉を使うことになります。
正しい姿勢で立ってすぐ疲れてしまう人は、日常生活の中で運動をしていなかったり、猫背や座ったままの状態が長く続いたりするような、かたよった姿勢を続けたりしていたために、正しくたっているための筋肉が衰えてしまっていることになります。
姿勢の悪さに気が付く
日本人は欧米に暮らす人々に比べて猫背や、ひざを曲げたままで歩く人が多く、姿勢の悪さが非常に目立ちます。
しかし、こうした悪い姿勢をすぐに治そうとしても、長い習性から定着してしまったものですから、簡単には改善しません。
急に治そうとすると、反対にひざや腰を痛めてしまう危険があります。
常に、立っているとき、歩いているときに自分の姿勢をチェックし、正しい姿勢をするように心がければ体が徐々に慣れていき、正しい姿勢を自然と身につけられるようになります。
歩いているときの基本姿勢
実際にウォーキングをするときは、地面に一本の線が引いてあるように考えて、その線の上を体の中心がとおるようにまっすぐ歩きます。
背すじを伸ばし、おなかを引き締めた前述の「歩き始めの正しい姿勢」から上体はそのままに、全身の力を軽く抜いて腕と足だけを動かすようなつもりで歩いていきます。
そして、歩いているときは、後ろ足のつま先(親指)地面を蹴った力で体がスムーズに前進できるように、上体をわずかに前傾させる姿勢になってもいいでしょう。
ただし、首だけを曲げたり前傾させすぎてしまたりするので注意してくださいね。
最初はうまくできなくてもかまいません。
ウォーキングを続けるなかで、正しい歩き方ができるようにしていきましょう。
正しい姿勢に慣れてくると、運動がラクになり、その夜の眠りが心地良いものになります。
そしていつの間にか不眠症で悩んでいたことを忘れることでしょう。
- 不眠症を解消できるウォーキング
- 眠れなくなったときは運動する?
- 家の中での軽い運動
- 歩き始めの正しい姿勢を考える
- 姿勢の悪さに気が付く
- 歩いているときの基本姿勢
毎日の生活の中に運動を取り入れてこそ、あなたの不眠症は解決します。
深呼吸して大量の酸素を体内に取り入れると、脳の血行もよくなります。
家の中で運動は、立ち方の基本姿勢を正す絶好のチャンスです。
天井から頭を引っ張られるイメージで背すじをピンと伸ばし、おなかを引っ込めます。
猫背などの悪い姿勢をとり続けてきた人にとっては大変な負担です。
全身の力を軽く抜いて腕と足だけを動かすようなつもりで歩いていきます。
終わりに
正しい姿勢に慣れてくると、運動がラクになり、その夜の眠りが心地良いものになります。
そしていつの間にか不眠症で悩んでいたことを忘れてしまいます。
朝の目覚めがスッキリして、幸せを感じますよ。