
血圧降下剤が飲めない
高血圧に悩むB子さんは、7年前に血圧が最高180ミリ、最低130ミリまで上がり、脳出血の恐れがあると診断されました。
医者に血圧降下剤をすすめられ、飲み始めました。
しかしB子さんは、薬を飲むとムカムカしたり、フラフラしたりするため、あまり飲まなくなっていたのです。
さらに、最高血圧は140ミリまで下がったものの、最低血圧が110ミリから下がりません。
なぜ高血圧になったのか
B子さんは二人の子どもを生むごとに太りつづけ、50キロだった体重が4年で15キロも増えていたのです。
しかも、長女の受験のために、寝不足とストレスが重なっていました。
そんなB子さんに友人がすすめてくれたのが、市で紹介している「健康・体力改善教室」でした。
肥満解消のために空腹時に歩く
B子さんは、高血圧の最大の原因である肥満をまず解消することにしました。
そのためには、空腹時に運動するとカロリーの消費量が高くなって減量に効果があるということを聞いたので、下記のようにしました。
- 11時ころ:朝食はお茶と梅干しだけにして、1回目のウォーキングを始めた。
- 17時前後:昼食を1時過ぎにし、空腹で間食したくなる時に2回めのウォーキングをした。
2回とも、20分以上の柔軟体操も始めました。
B子さんは「初めは朝夕2回合わせて5000歩でも苦しかった」のですが、しだいに苦痛に感じなくなってきました。
3ヶ月後にウォーキングは1万歩に
そして、3ヶ月後に1万歩に延ばしました。
その結果、半年後に体重が55キロにまで減り、血圧も最高130ミリ、最低80ミリまで下がったのです。
病院でも「これなら脳出血の心配はない」といわれました。
買い物もできるだけ歩く
B子さんは朝夕2回の速足大股歩きのほかに、自転車で出かけていた買い物もできるだけ歩いていくようにしています。
速足大股歩きは、いつでもどこでも誰にでもできて、しかも確実に効果が現れると、友人や知人に説いているそうです。
自分の高血圧が治った大きな例ですからね!
高血圧が治ったAさんの記事はこちら⇒『速足と大股で歩いたら高血圧が治った』
- 血圧降下剤が飲めない
- なぜ高血圧になったのか
- 肥満を解消するために空腹時に歩く
- 3ヶ月後にウォーキングは1万歩に
- 買い物もできるだけ歩く
薬を飲むとムカムカしたり、フラフラしたりするので飲めなくなっていた。
二人の子どもを生むごとに太りつづけ、50キロだった体重が4年で15キロも増えていた。
空腹時に運動するとカロリーの消費量が高くなって減量に効果があると聞き実行した。
ウォーキングを1万歩に延ばした結果、血圧が下がった。
病院でも「これなら脳出血の心配はない」といわれた。
自転車で出かけていた買い物もできるだけ歩いていくようにした。
あとがき
前回ご紹介したAさんもB子さんも健康教室で習ったウォーキングから、自分でそれを積極的に取り入れ、日常の生活にもアレンジして行動していました。
彼らのやる気と実行力が健康維持にいちばん大切なんですね。