運動不足と間食で体重73キロからのダイエット

daitto oomataaruki

どうやってダイエットするか

E子さん(49歳)は20代の前半までは48キロくらいでした。
それが、二人の子どもを生んでから73キロまで太ってしまったのです。

いい減量法はないかと、ダイエット本や雑誌の記事をいくつも読みました。
ところが、一日にリンゴ1個とか、食事がコンニャクだけとか、普通の食事にしても、カロリー計算が難しく、減量することがいかに大変かを思い知らされました。

しかし、健康診断を受けると中性脂肪も高く、糖尿病の恐れもあるので、減量するように注意されたのです。

E子さんは、知人が一年間で10キロも減量したと聞いて、市の「健康・体力改善教室」(ここより「改善教室」)に通ってみることにしました。
改善教室では、毎日の食事を細かく記録し、チェックされました。

そうしてわかったことは、E子さんは食べることが大好き、三度の食事以外の間食が多く、一日4食も食べている量だと言われました。

大好きな間食をやめられないとき

E子さんにとって間食をやめることは至難のことです。
それでも、間食の量をできるだけ減らすように心がけ、朝食はコップ一杯の牛乳だけにしてみました。

そして、改善教室で指導された速足で大股で歩く方法で歩き始めました。

費やす時間は初めの一週間が一日20分、次の週は30分、3週目からは午前と午後に30分ずつ計1時間と時間を延ばしていきました。

歩く時間帯は空腹時が大きい効果があると言われたので、昼食前の午前11時と、一日に2回にしてからは午後2時過ぎに歩きました。

「それまで運動をほとんどしたことがなかったので体力に自信がなくて、初めはゆっくり歩いていました。
それでも教室で言われたとおりに腕を大きく振って大股で歩くようにしたら、だんだん速く歩けるようになりました。」

ダイエットには代謝アップの大股歩き

シンプルに歩くだけでは筋肉の代謝アップ効果にも限度があり、あまり運動効果を期待できません。

代謝アップにつながる歩き方は大股で歩くことです。
なぜ、大股がいいのだろうかというと、
大股で歩くことによって、歩行動作において重要な役割をもつ股関節にある筋肉を積極的に使うことができるからです。

股関節の筋肉は文字通り股関節を動かす際に働く筋肉ですが、背骨から骨盤、さらには太ももまである長い筋肉です。
長い筋肉であるがゆえ、ここを積極的に使うことで、他の筋肉を使って歩くよりも代謝はグンとアップします。

実際に大股で歩いてみようと、やみくもに足を動かせば力ずくの動きとなり、狙った運動効果が期待できません。
大股で歩くときの運動効果を上げるために、抑えたいポイントとコツはこれです。

  1. は踏み出すのではなく、蹴り出す
  2. 足を大きく前に出そうとすると案外足が動きません。ポイントになるのは歩くときの後ろ足です。
    地面を強く蹴る意識を持つだけで、足が大きく動いて股関節がより動いていくのです。

  3. 足を働かせるためには腕を振れ!
  4. 股関節の筋肉を働かせるためには、とにかく腕を振って歩きましょう。
    ただ腕をブンブンと降るのではなく、身体が軽くねじれるように肘を体の前後に振ってあげるイメージです。

    腕を振って歩くということは背中にある肩甲骨も一緒に動かすことになります。
    肩甲骨が動くと骨盤の働きも活性化します。
    運動量が倍増し、代謝アップも期待できます。

その結果、週1キロずつ体重が減っていきました。
体重が減ってくると嬉しいものです。
E子さんは3ヶ月後には58キロまで減量していました。

<今回の内容を振り返ってみましょう。>

  1. どうやってダイエットするか
  2. ダイエット本や雑誌の記事をいくつも読みました。
    しかし、減量することがいかに大変かを思い知らされたのです。

  3. 大好きな間食をやめられないとき
  4. 歩く時間帯は空腹時が大きいと言われたので、昼食前の午前11時と、一日に2回にしてからは午後2時過ぎに歩きました。

  5. ダイエットには代謝アップの大股歩き
  6. 大股で歩くことによって、歩行動作において重要な役割をもつ股関節にある筋肉を積極的に使うことができます。
    疲れの存在を感じなくなるものです。

あとがき

E子さんは「ウォーキングをやめたい!」と思ったことは何度もあったそうです。
最初は両腕を大きく振って大股で歩くので恥ずかしかったし、30分以上歩くようになってからは運動量が増えて疲れました。
それに何より食欲に負けそうになったことが大変でした。

それでも、改善教室に行くたびに、専門の先生に頑張ってるね、励まされて毎日歩き続けたそうです。
体重も減ってきましたから、大股で歩くことがいかに有効かということを確信するようになったのですね。

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