足裏のアーチが無くなると歩けなくなる

子どもたちの足は真っ黒!
裸足で走るって気持ちいいですよね。
ちょうど足裏を見せてくれたので、そのままパチリ!写真を撮りました。
足裏は体の表面積の1%ぐらいしかないのに、その役割は大きいです。
二本足歩行の人間にとって、足裏はとても大切な部分。
足裏の面積だけで全体重を支えるのは物理的に無理と思いませんか?
ところが、あなたも私も二本足で歩くことができる、立つことができる。
こんな小さな足面積で全体重を支えています。なぜ、全身を支えることができるのでしょう?
歩けるのは足裏のアーチのおかげです
実はこの足裏の秘密を知っている人は意外と少ない。
顔は毎日、鏡で見ているのに、足裏を見ることはほとんどないでしょう。
意識しなくてもちゃんと立ち、歩けるのは、足裏にある3つのアーチのおかげなんです。
引用元URL:http://www.condition.co.jp
3つのアーチとは
親指・小指・かかとの3箇所の接地点で体重を支える足の構造は、体の土台を安定させるのにベストな仕組みになっています。
このアーチは足の筋肉によって構成されています。
それぞれ、かかと、母指球(親指の付け根のふくらみ)、
小指球(小指の付け根のふくらみ)の3箇所の接地点を結んだラインが3つのアーチです。
3つとも、バネの役割をしていて、着地時の衝撃を吸収してくれています。
実はこの足裏のアーチ、赤ちゃんの足にはありません。
なぜなら、赤ちゃんはまだ歩いていないからなんです。
ヨチヨチ歩きが始まって、だんだん足裏が鍛えられて10年が経ち、だいたい10歳頃までに足裏の土踏まずにあるアーチが形成されると言われています。
それほど、足裏のアーチは、歩くことと関係が深いものなんですね。
足裏の土踏まずが内側縦アーチといい、この他に外側縦アーチと横アーチの3つのアーチがあります。
3つのアーチが悪い姿勢によって崩れたら
人の体にはそれぞれクセがあるので、一人一人みんなの体に個性を持っています。
たとえば、立っている時、右足だけに重心をかけたり、右肩にショルダーバッグをかけたり、体の使い方に独特なクセがあるのです。
この個性が悪い姿勢の要因となっています。
姿勢とは、体のバランスをとる軸となるものです。
そして、体を支える足裏にきちんと体重を落とさなければなりません。
しかし、この3つのアーチが、姿勢が悪くて間違った歩き方などで崩れたらどうなるでしょう?
1.足裏のクッション機能がなくなる
・歩くたびに足裏の血管や筋肉に全体重の衝撃がダイレクトに伝わる
↓
・足が疲れやすくなる
↓
・歩かなくなり、ちょっとの距離でもタクシーや車を利用するようになる
↓
・歩かないから、足の筋力が低下する
↓
・ますますアーチが崩れていく
2.アーチが崩れるということは、足自体が平たく潰れていく
・大人は育ちざかりでもないのに、靴が合わなくなってくる
↓
・無意識に歩くたびの衝撃が体にダイレクトに伝わらない歩き方をするようになる
↓
・正しい歩き方をしないため、足の筋力が落ちてくる
こうして、身体をかばった歩き方は、
「膝が痛い」「腰が痛い」「よくつまずく」などの症状が起こり、体のバランスは崩れ、弱くなった足裏をカバーしようとして、一見、足とは全く関係のない場所にトラブルが発生していくというわけです。
- 歩けるのは足裏のアーチのおかげです
- 3つのアーチとは
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身体をかばう歩き方は、一見、足とは全く関係のない場所にトラブルが発生していきます。
意識しなくてもちゃんと立ち、歩けるのは、足裏にある3つのアーチのおかげなんです。
3つのアーチは足の筋肉によって構成されています。
あとがき
腰が痛い・・という症状を、誰が足からきていると思うでしょう。
歩くたびに身体を襲う衝撃を足が無意識に身体をかばっています。
歩き方が悪い姿勢になってくると、余計に腰が痛くなるのに‥なぜ痛くなるのか分からない。
堂々巡りの身体の不調を改善する方法は、意外なところに。
正しい姿勢を意識することで、快方に向かうかもしれませんよ。
次は、足裏アーチを復活させて地面からの衝撃を吸収させよう!
に続きます。