片足立ちは左右とも同じようにできますか?

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健康チェック方法に、片足立ちがあります。
しかし、片足立ちができれば健康かというと、そうではありません。

左右両方の足が同じくらいに片足立ちができるかが問題なのです。

片足立ちは左右とも同じようにできますか?

14.11.11片足立ちでできる健康チェックと足指の役目

実はほとんどの人が、重心(骨盤)の位置が左か右にずれています。
右足での片足立ちが長時間できると、右側に重心があり
反対に、右足よりも左足での片足立ちが長時間できると、左側に重心があります。

多少のずれはそう問題ではないけれど、左右の時間に大きなずれがあれば歩行に影響します。
歩く際に、腰が左右に大きく揺れる方は、重心が極端に偏っています。

そういえば、
駅のホームで電車を待っているときや、信号待ちのとき、両足に均等に体重をかけていませんよね。
ほとんどの人がどちらかの足に多く体重をかけていると思いませんか?

片方の足に体重をかけていながら、立っています。
例えば、「気を付け」「休め」と号令で休む体勢をとる時、片足に体重をかけて休みます。

つまり、通常片足立ちが長時間できる側の足は、常に重心がかかっていることが多いんです。

片足立ちができないのは足首が硬いから

この片足立ち、結構苦手な人多いです。
理由は足首が硬くて上手く出来ないからです。

なぜ足首が硬いと片足立ちができないのか
それは、ふくらはぎが伸びずに指や甲が固まったままだからです。

実はふくらはぎを伸ばす前にやっておきたいことがあります。

それは足指の運動です。
指を引っ張りながら一本一本回してみてください。

足指って、甲の真ん中くらいまであるんですよ。

そのため、甲も一かたまりでなく、甲自体も動きます。
ですから、(足指をほぐすつもりで)甲の真ん中まで足指があるとイメージして回すと、甲そのものがほぐれてきます。

足指を引っ張りながら回してあげると、足の甲まで指になった様な感覚になります。

その後、立ってみてください。
足の裏が地面に吸い付く様に感じて、安定感が増します。

甲がほぐれた後でふくらはぎを伸ばすと、最初よりも伸びるのを感じます。

片足立ちには足指が役立ちます

片足立ちができるようになるために
「力を抜いて足指でバランスをとる」のです。

意外と簡単なようで難しいです。

でも落ち込む必要はありません。
足指でバランスをとりながら踏ん張るにはコツがあるんです。

ポイントは二つ
〇土踏まずに力を入れること
〇骨盤を左右フラットにすること

土踏まずに力をいれるためには、甲の中にも指が続いている感覚で指をひっぱりながら回して足指をほぐします 。

ムリに踏ん張らなくても、「止まる」感覚が感じられるようになります。

人は、体重を両方の足の裏で支えています。
いわば、片足に三脚があり、左右の2つの三脚で全体重を支えることになります。

もし足指が使えなかったら、重心が前にずれた際に踏ん張りがきかず、前方に転倒することもあります。

足指は、この3つの支点の補助の役割を果たしています。
多少バランスがくずれても、踏ん張れるという、とても大事な役目を足指は持っているんです。

<今回の内容を振り返ってみましょう。>

  1. 片足立ちは左右とも同じようにできますか?
  2. 歩く際に、腰が左右に大きく揺れる方は、重心が極端に偏っています。

  3. 片足立ちができないのは足首が硬いから
  4. ふくらはぎが伸びずに指や甲が固まったままだから足首が硬い。

  5. 片足立ちには足指が役立ちます
  6. 「力を抜いて足指でバランスをとる」のです。

あとがき

人間は二本足で歩きます。
そのとき、足指が動くことにより、安定した体重の支え方ができるんですね。

体重を足の裏で支えていますが、それは足指が動いてのことなんです。
ふだんから、足指を意識して蹴りながら歩くとスピードも出てきて嬉しくなります。

足指は歩きの裏方さんですね。

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