
靴下の親指の先端に穴があいている!
アッと気付いて、恥ずかしい思いをしたことはありませんか?
特に親指の爪が飛び出るように生えていたり、浮き指の足は、何度靴下を新しくしても、親指の先端にすぐ穴が開いてしまいます。
靴下の親指の先端だけ破れるのは何故?
外反母趾や浮き指になっている人の足指は、靴下に穴が開きやすい。
靴下に穴が開きやすいのは、何故だと思いますか?
確かに、親指が上を向いています。
靴下を履いてみると、親指部分だけ上に向かって尖っています。
この指の状態で靴を履いたら、靴の中で靴下が擦れ、すぐに穴が開いてしまうのは誰が見ても明らかですよね。
また外反母趾になると、靴に骨のでっぱり部分があたると痛いので、どうしても緩めの靴を履きたくなります。
でも、これが大きな間違いなんです。
自分の足よりもゆるめの靴を履いて足が痛くないのは、足を靴の中に差し込んだときだけ。
ブカブカのゆるい靴を履いて歩いた瞬間、靴の中は足が固定されていないので、痛い部分が靴にぶつかり、ますます痛くなるし、
ゆるい靴をぬげないようにしようと指が靴の上部に向きます。
指が靴を抑えようとしているのは、「浮き指」という状態なんです。
ゆるめの靴は足が痛くなる!
靴下に穴は開くし、指は靴の縁にぶつかって痛くなるし、ゆるめの靴はちっともいいことありません。
また、かかとにも穴が開いてきます。
かかとに穴が開くのも、外反母趾の特徴がよく現れているんです。
外反母趾って、指を使って歩いていないので、かかと寄りに重心が移動するんです。
だから、歩くたびにかかとは擦れ、穴が開くことになるんですね。
なんとか歩いていても、
靴の中では、指が必死に脱げないように力を入れて歩いています。
指に力が入っているので、とても疲れます。
靴が足をしっかりくるんで歩くときも、指に力を入れないで裸足感覚で歩けたらどんなにいいでしょう。
きつい靴を履くと外反母趾になる?
一般的に、外反母趾はきつい靴が原因と言われています。
しかし、実際はゆるい靴を履いている方が外反母趾になりやすい。
あるシューフィッターさんは「外反母趾は、ゆるければゆるいほど痛くなります」とおっしゃっていました。
これは、自分自身でも実感しています。
ゆるい靴を履いて歩くと確かに外反母趾が痛くなります。
また、爪も痛くなります。
でも、それより細いピッタリとしたワイズの靴を履いて歩くと痛くないのです!
いったいなぜでしょう。
それは、足囲(そくい)のピッタリした靴は、足が靴の中で動かないからです。
足囲のゆるい靴は、歩くたびに靴の中で足が泳ぎます。
靴先の狭い部分に足が滑り込み、指が寄せられてしまいます。
それが骨格の変形を招くのだと思います。
ハンマー・トウは何故起こるの?
ハンマー・トウも一般的にきつい靴が原因の一つと言われています。
「ハンマー・トウ」は指を曲げて靴を履き続けた結果、曲がったまま自力で指を伸ばせなくなってしまった状態の足です。
昔の既成靴はE幅が多かったのに、最近は、昔よりも広くなってEE幅やEEE幅が増えています。通販などは完全にEEE幅が主流になってきています。
しかし、E幅の人がEEEを履こうとすれば、長さに合わせるとブカブカで脱げてしまいます。
それで、小さい靴を選ばざるを得なくなるというわけです。
きついからといって更に幅の広いものを選ぼうとすると、ゆるいので、ますます小さな(短い)靴を履かなければならなくなり、ますますきつくなります。
足のサイズが靴のサイズに合っていないのです。
履いていた靴がきついので、ゆるい靴を履く。そして、ゆるい靴なのに脱げないように踏ん張ってしまうので、ハンマー・トウは起こります。
「きつい靴」も「ゆるい靴」も足に良くないということが分かりますよね。
靴下に穴を開けないようにするには
靴下に穴を開けないようにするために、下記の方法を実行しましょう。
- こまめに爪を切る。
- ブカブカの靴を履くのではなく、足をぴったりくるむようなひもで調整できるスニーカーを履く。
- スニーカーを履けない場面の時用に一足、靴屋さんに相談して選んでもらい、実際に靴を履いて歩いてみて購入する。
- 足指で蹴りながら歩くことをこころがける。
足指の機能を取り戻し、しっかりと指で踏みしめて歩くようになると、
靴下に穴が開きやすいということは少なくなります。
- 靴下の親指の先端だけ破れるのは何故?
- ゆるめの靴は足が痛くなる!
- きつい靴を履くと外反母趾になる?
- ハンマー・トウは何故起こるの?
- 靴下に穴を開けないようにするには
ゆるい靴をぬげないようにしようと指が靴の上部に向きます。
靴の中では、指が必死に脱げないように力を入れて歩いています。
ゆるい靴は、靴先の狭い部分に足が滑り込み、指が寄せられてしまいます。
きついからといって更に幅の広いものを選ぼうとすると、ゆるい。
足指で蹴りながら歩くことをこころがける。
<あとがき>
自分が履いている靴下のほとんどが、親指部分に穴が開いています。
でも、ほんの数回しか履いていないので、左右を変えて履いて、ごまかしています。
人にみつかると恥ずかしいので、よそゆきの靴下は、穴が開いていないものを別に用意しておくのですが、すぐ穴が・・
そもそも靴選びから間違っていたんですね。
ブカブカのゆるい靴を履いて疲れる歩き方をしていたので、足が悲鳴をあげていました。
今は、靴屋さんでヒモで調節できるスニーカーを選び、足がすっぽり収まるようにしたら、足に余分な力が入らず、サッサと歩けるようになりました。
なんと、歩くスピードが増してきたんです。
そして、靴下にも穴が開きにくくなりましたよ。