
外反母趾かどうか、
見てわかるほどはっきりと親指が小指の方に曲がっていたり、親指の付け根の骨が外側に出っ張っていたりしていないので、自分が外反母趾なのかどうかわかりません。
ただ、足の指に違和感があるような気がします。
念のため調べたいと思います。
外反母趾かどうか調べる
外反母趾かどうか、親指の曲がった角度で重症・中症・軽症と分けることができます。
白い紙の上に垂直に足を乗せて、
乗せた足のかかとから親指の付け根の骨に定規を合わせて親指の先までまっすぐに線を引いてみてください。
そして、親指と親指の付け根に合わせてまっすぐに線を引いてみて、親指の横で交わっている二本の線の間の角度を分度器で測ります。
その角度であなたが外反母趾か、
またはどの程度の外反母趾なのかがわかるし
目安は下記を見て判断できます。
5~8度・・・正常
15~19度・・・軽症
20~39度・・・中症
40度以上・・・重症
でも、このチェック方式で正常~軽症だった場合でも、
痛みがある場合は、軽症だと過信しないですぐに治療を始めてくださいね。
痛みは体の大事なサインです。
我慢しないで病院にいくと安心できます。
外反母趾の原因は歩き方
いろいろな要因が交じり合って外反母趾になることが多いのですが、
その中でも特に大事なのが普段の歩き方なんです。
外反母趾に苦しんでいる女性の歩き方は、「ペタペタ歩き」が多いです。
※「ペタペタ歩き」とは、素足で床の上を歩いている時の音を意味します。
※その姿から「ペンギン歩き」とも言います。
「ペタペタ歩き」の特徴として、足先の筋肉を使わず歩いています。
つまり足先に力を入れると痛みを伴うので、知らない間に痛みが緩和できる「ペタペタ歩き」になってしまうわけです。
しかし、「ペタペタ歩き」をし続けると、足全体の筋肉が衰えて、一層、外反母趾も酷くなります。
外反母趾は病気です
本来、真っ直ぐあるべき足の親指の付け根が変形して、小指の方に曲がってしまう状態。
この状態を外反母趾といいます。
私たちは「外反母趾は病気である」ということを、もっと認識する必要があるのではないでしょうか。
外反母趾の痛みは、足の指だけでに留まりません。
外反母趾は、身体のバランスが崩れてしまうことによって発症します。
そのため、頭痛/肩こり/腰痛など…ありとあらゆる部分に痛みを伴うようになってしまうのです。
最初の症状である外反母趾の状態をそのまま放置し続けると、私たちはその痛みと一生付き合わなければならなくなります。
だからこそ、外反母趾の症状がわかったのであれば、私たちはなるべく早く病院へ行くなりして対処するべきだと思います。
外反母趾の発症は女性だけではない
外反母趾を発症するのは女性がほとんどで、その原因がハイヒールだと勘違いしている人がいます。
しかしハイヒールを履く女性だけが外反母趾を発症するのではなく、男性や子どもたちも外反母趾になっています。
何故なら外反母趾の本当の原因は、足裏のアーチ型を作り出している中足関節の靭帯が緩んでしまうからなのです。
外反母趾の原因の1つに靭帯があります。
私たちの足は親指~小指にかけて、横アーチが形成されています。そして、その横アーチを支えている場所を中足靭帯といいます。
何故、中足靭帯が伸びてしまうの?
例えば「幼少の頃から、靴下を履かせる」「外で遊ばせず、安全な室内だけで遊ばせる」・・つまり、過保護的な育て方が原因となり、足の機能は次第に低下して足の裏の靭帯が衰えてくるのです。
これが一番の原因だと考えられています。
この靭帯性外反母趾を発症した場合、歩き方に著しい特徴が表れます。
「足先を外側に向けているような歩き方」(身体をねじったような歩き方)をしているのです。
この歩き方は否応なしに身体全体がアンバランス状態になります。
その結果、足の痛みばかりでなく、骨盤が歪む・頭痛・肩こり等々を併発する可能性も高まってくるのです。
あなたは、自分の歩き方が正常だと思っていませんか?
もう一度、意識を持って歩いてみてください。
この意識があるのなら、正常な歩き方に戻れるかもしれません。
- 外反母趾かどうか調べる
- 外反母趾の原因は歩き方
- 外反母趾は病気です
- 外反母趾の発症は女性だけではない
- 何故、中足靭帯が伸びてしまうの?
親指と親指の付け根に合わせてまっすぐに線を引いてみて、親指の横で交わっている二本の線の間の角度を分度器で測ります。
外反母趾に苦しんでいる女性の歩き方は、「ペタペタ歩き」が多い。
外反母趾は、身体のバランスが崩れてしまうことによって発症します。
何故なら外反母趾の本当の原因は、足裏の靭帯が緩んでしまうことだからです。
過保護的な育て方が原因となり、足の機能は次第に低下していきます。
あとがき
肩こりや腰痛の原因は、他にあると思いがちです。
しかし、確かに思い当たるところがあるのです。
姿勢良く歩いていると、腰が痛くないばかりか、肩こりも感じられません。
身体を無意識にひねって歩いていると考えただけで、腰が痛くなりそうです。
外反母趾の原因は、日常のアンバランスな姿勢にあったのですね。
反省です。