
足に合う靴を選ぶために
靴と足のサイズの関係はとても重要なことだけれど
それ以外にも、大切なことがあります。
それは、
靴の用途。
その靴は何のために利用するのでしょう。
通勤通学のためか?
ウォーキングのためか?
パーティのためか?
登山するためか?
その用途によって、
歩き方は靴に大きく影響して足は疲れ、障害も現れます。
靴のクッション性はどうなのか
靴は重い方がいいのか軽い方がいいのか
歩行の仕方にクセが出てこないか、など
これらが、疲れの度合いに大きく影響するのです。
・夕方になると足がむくむ
・靴がきつくなる
・足が太くなってきた
・足が重くだるい
靴が使用目的に合わないと、靴を合わせるため、
脱げないようにするために無意識に足先を縮こまらせて
ロックしたような状態で“指上げ歩き”をしている人がいます。
指の背や指の付け根にタコができていたり、
皮膚が厚くなっている人。
“指上げ歩き”をすると、すねの筋肉に余分な負担をかけることになり、
筋肉をより緊張させ前段階として脚がむくみ、
次第に脚が太くなってきます。
この悪い歩き方により、ももやすねの筋肉が疲労して緊張すると、
血管を圧迫したり締め付けたりするため、静脈のうっ血が起こります。
このほか、長時間のデスクワークをする人は、
太ももの後ろ側が持続的に椅子によって圧迫される形となり、
余計にむくみがひどくなります。
中には、履いてきた靴が夕方には履けなくなるといった人もいます。
また、うっ血状態が続くと、
全身が疲労して心臓にも負担をかけることにより、
心臓の働きが弱まってむくむ場合もあります。
まず、靴はその使用目的に合わせて選ぶこと。
平坦なアスファルトの道で歩きやすい靴は
スポーツシューズやローカット(足首の深さ)のスニーカーなど。
しかし、長時間の歩行や、石ごろごろの登山道などでは、
「ハイカットの登山靴」のほうが疲れにくいと言われています。
ウォーキングシューズはウォーキングのために、
登山靴は登山に適するように設計されているよね。
「軽くて、クッションが良い」とか
「長時間歩いても怪我しません」とか
言っている宣伝文句を信じるより、
何に使用するための靴なのか、
ウォーキングなのか、
近所へ買い物に行くために使用するのか、
長時間歩く旅行用に使いたいのか、
大事なことは
靴の使用目的と、靴と足とのフィット性に
靴選びの焦点があります。
「歩くことが楽しくなってきた。」
と言える靴。
求める靴の究極は、足元を意識しない靴だよ。
それには、靴の使用目的が何なのか見極めることが大事なのです。