
運動をしていないと、筋肉は脂肪を燃やしてくれません。
使われなかった脂肪はすべて体脂肪として蓄えられていくのです。
体内の脂肪を燃やすために、簡単な方法が有酸素運動です。
体脂肪を燃やすための有酸素運動とは
有酸素運動とは、読んで字のごとく、酸素を多く取り入れ、その取り入れた酸素で体内の脂肪を燃焼させるものを言います。
つまり、負荷が軽く続けやすい運動が有酸素運動です。
継続的で比較的弱い力が筋肉にかかり続けていると、エネルギー源として体内に蓄えられている脂肪を燃焼させます。その燃焼材料が酸素です。
身体にやさしく比較的継続しやすい有酸素運動として、最近ますます注目されているのがウォーキングです。
ウォーキングをすすめる理由
ウォーキング、つまり歩くことが、なぜ健康のために良いのかわかりますか?
実はこのウォーキングが外反母趾の改善や予防に大切なんです。
なぜなら、姿勢の良い歩き方をするからです。
姿勢の悪い歩き方は体のあちこちに障害をもたらします。
最も注目したいのが下記の2つ。
- 正しい歩き方をする
- 足裏の筋肉を鍛える
(足裏の筋肉については、上記をクリックして別ページをご覧ください)
ここでは『正しい歩き方』に焦点を絞ってお話しますね。
正しい歩き方をしないと体調が崩れる
足が痛いがために、その足をかばって傾いた歩き方をしていると、体のバランスが崩れていきます。
すると、足の痛みがどんどん上半身まで進んでいき、痛みは、腰痛・肩こり・頭痛となり、終いには自律神経失調症まで発症してしまうことになるのです。怖いですね。
そこで、その要因となっている体のバランスを整える方法として「歩行」があるというわけです。
では、どうやって、狂ってきた体のバランスを取り戻したらよいのでしょう。
狂った体のバランスを取り戻す方法
体のバランスが狂うのは「傾いた歩行」をしているからでしたね。
体のバランスを取り戻すには、正しいウォーキングがいちばん近道です。
では、ウォーキングをマスターして歩き方を改善しましょう!
ウォーキングの基本から始めましょう
背すじをきちんと伸ばし、視線は正面にまっすぐに立ちます。
そのとき、あごを引き、肩からかかとまでをまっすぐ一本の線で結ぶような気持ちで立ちます。
その際軽く腹筋に力を入れると尚いいです。
そうやってまっすぐ立ち、歩き始めます。
歩く際は膝を軽く曲げ、足を地面に付けるとき、足の指が靴の中で上に曲がらないように意識します。
体重を乗せている足は、軽くかかとを付き→中指(小指からですと、がに股になる)→親指と流れるように体重移動して指で蹴るように歩きます。
歩く姿は一本のテープの上を歩いているつもりでまっすぐにね。
実は外反母趾になっていない人でもまっすぐ歩ける人は少なかったりします。
姿勢のコツは上から引っ張られているつもりで歩くと上半身が左右にぶれません。
広い歩幅を保ち、股関節と骨盤をしっかり動かしましょう。
膝を軽く曲げて振り上げた足は、着地するとき膝がまっすぐに伸びていることを意識します。
軽くかかとから地面につけ、着地します。
次の1歩を踏みだすときは、後ろ足のかかとから上げて、膝を軽く曲げた足はまた大きく振り出します。
上記の歩き方をマスターすれば、リズミカルに足首が動き、足の先まで血流やリンパの流れがスムーズに改善されます。
また、足を大きく振り上げることで股関節と骨盤もしっかり動き、全身の血行やリンパの流れも促進。
代謝もアップし、脂肪燃焼されやすくなるので全身が活性化してきます。
- 体脂肪を燃やすための有酸素運動とは
- ウォーキングをすすめる理由
- 正しい歩き方をしないと体調が崩れる
- 狂った体のバランスを取り戻す方法
- ウォーキングの基本から始めましょう
取り入れた酸素で体内の脂肪を燃焼させます。
ウォーキングが外反母趾の改善や予防に大切だからです。
足の痛みがどんどん上半身まで進んでいきます。
正しいウォーキングがいちばん近道です。
姿勢のコツは上から引っ張られているつもりで歩きます。
あとがき
昔から、運動をすると足が太くなるという声があります。しかし、筋肉はそう簡単には太くなりません。
それどころかウォーキングといった軽い長期間の運動をしていると、ミルキングアクション(足のポンプ機能)の効果により、足は引き締められ、代謝がアップしていきます。
つまりウォーキングは、便秘、むくみ、冷え性などにも効果的なのはいうまでもありません。
背すじがすっと伸びたウォーキングは見た目に美しく、100歳若返るような爽快感があります。ほどよい緊張感も得られるので、ストレスも減少するようになりますよ。