頭痛・腰痛・肩こりなどは外反母趾が原因?

最近、頭痛・膝痛・腰痛・肩こりなどがひどくなってきました。
「もう、歳だから・・・」と、同年齢の友達から言われますが、どうも加齢だけが原因ではなさそうです。
ちまたでは、膝が痛いのは「外反母趾」が原因というお話があります。
そこで、膝痛の原因の一つとして考えられる「外反母趾」について考えたいと思います。
外反母趾ってどんな病気なのだろうか?
外反母趾とは「足の指が痛くなる病気」というイメージは持っていても、
具体的にどんな症状か説明できるだろう。
外反母趾の主な症状は、
「足の親指が付け根の部分から小指側へ曲がってしまう」というもの。
簡単に言うと、親指の角度が変わってしまうのです。
まず、まっすぐ立ってみてください。
身体の中心線から足の親指を見た時に、外側(小指の方)に曲がっていませんか?
もし曲がっているようなら、それは“外反母趾”のサイン。
この現象は、重度の外反母趾に向かう体からの危険信号なのです。
このままにしておくと、
O脚になったり膝がいたくなったり、
身体がねじれてきたりして、さまざまな病気が引き起こされてきます。
身体の痛みは様々な原因が考えられます。
でも、漠然と考えているだけでは解決にはなりません。
外反母趾を疑う身体からの危険信号
身体からの危険信号は数えてみるとたくさんあります。
身近なところで、膝痛から考えていきましょう。
外反母趾が原因で膝が痛くなるのはなぜ?
外反母趾になっている親指の付け根の痛みをかばうため、小指側に重心がかかってきます。
そして
→小指の上のすね横の外側に負荷がかかる
→膝の内側に負荷がかかる
→膝が痛い
と、なります。
外反母趾から腰痛になるのはなぜ?
外反母趾により、足の土台が傾く
→骨盤が傾く
→骨盤周辺の筋肉の左右のバランスが崩れて硬直する
→筋肉疲労を伴って腰痛になる
または、骨盤のゆがみ→腰椎のゆがみ
→神経が圧迫されて腰に痛みを感じる
外反母趾から肩こりになるのはなぜ?
外反母趾により、足の土台が傾く
→骨盤が傾く
→その上の背骨や肩甲骨も傾き、左右非対称になる
→必要以上に肩周辺の筋肉が硬直する
→血液やリンパ液の流れが悪くなり、肩こりが生じる
外反母趾から頭痛が起こるのはなぜ?
外反母趾により、足の土台が傾く
→骨盤が傾く
→その上の背骨、首の骨も傾く
→最終的に頭蓋骨がゆがむ
→頭部への血流がスムースにいかなくなる
→頭痛が生じやすくなる
また、外反母趾は足裏の横アーチが崩れてくるので、歩いたり走ったりするときの衝撃がうまく吸収されなくなる
膝や股関節→背骨→頚椎への衝撃が分散されなくなり、頭部への振動が大きくなる
→頭痛が生じる
工事現場などで、ガンガンする衝撃音や振動をずっと体感して頭が痛くなってきますよね。
それと同じ理屈なんです。
わけのわからない頭痛・腰痛・肩こりなどは、外反母趾が原因かもしれません。
特に女性は男性よりも関節や筋肉が緩いので
外反母趾の角度がつき始めると、どんどん進行していきます。
そうならないためにも早めの対策が必要なんです。
- 外反母趾ってどんな病気なのだろうか?
- 外反母趾を疑う身体からの危険信号
- 外反母趾が原因で膝が痛くなるのはなぜ?
- 外反母趾から腰痛になるのはなぜ?
- 外反母趾から肩こりになるのはなぜ?
- 外反母趾から頭痛が起こるのはなぜ?
簡単に言うと、親指の角度が変わってしまうのです。
親指の付け根の痛みをかばうため、小指側に重心がかかってきます。
足の土台が傾く→骨盤が傾く→骨盤周辺の筋肉の左右のバランスが崩れて硬直→腰痛になる
背骨や肩甲骨も傾き、左右非対称になる
頭部への血流がスムースにいかなくなる
あとがき
その膝・腰の痛みは「いつものこと」?
痛みが慢性的になってくると、「いつものことだ」と軽く流してしまいがちです。
病院では、「年齢のせいでしょう」「太り過ぎですからもっと痩せてください」
なんて注意を受けているかもしれません。
でも、なんでもかんでも年齢のせいとは限りません。
どんなに歳をとっていても、どんなに太っていても、元気にシャキシャキと歩いている方はたくさんいます。
そもそも、膝が痛いということはそれだけ膝に負担がかかっているということです。
外反母趾が元で、足裏の機能が衰えてしまうと、重心のバランスが崩れて膝にもストレスがかかります。
地面からの衝撃やねじれの影響を吸収してくれる足裏の“クッション”がなくなってしまうのですから、膝には想像以上の衝撃が訪れてしまうのです。
この危険信号をしっかり受け止めて、対策を考えなければなりません。